河原崎きよし後援会 会報 第4号


議長に就任


 去る6月9日の平成26年第2回議会初日に、島田市議会議長に就任させていただきました。これもひとえにこれまでご支援・ご指導いただいた皆様や支持していただいた同僚議員のおかげであり、心より感謝申し上げます。

 残念なことに、今年に入ってから地方議員にかかわる不祥事が続いています。少なくとも、私の知る限り、島田市議会で見苦しいヤジが聞かれたことはありませんし、政務活動費についても、以前問題とされたことがありましたが、現在では使い道が厳しく制限され、詳細な報告も義務付けられています。また島田市に限らなくても、多くの地方議員が、日ごろの議員活動はもとより、まちづくりやボランティア活動などに真摯に取り組んでいる姿を目の当たりにしてきました。それが一部の不心得者のために「議員なんてろくでもない連中ばかりだ」などと思われるのは、何とも寂しい限りです。

 とはいえ、地方議会の信用低下が深刻なことは紛れもない事実です。むしろ現実は「信用低下」などというレベルではなく、「議会なんてあってもなくても同じ」という議会不要論になっているのではないでしょうか。

 そうした状況を克服していくためには、議会がもっと市民の中に出ていくことが必要と考えています。以前私が島田市議会基本条例前文の中に盛り込んだ「常に市民の中にあって市民とともに行動する存在」になることが今こそ求められていると思います。

 もちろん、そのようなことは私一人の力でできることではありませんし、時間もかかることでしょう。ただ、そこに向かう第一歩を踏み出すことが自分の努めだと思っています。


しまだ防災ねっと設立


 前の会報で、昨年秋に同僚議員3人とふじのくに防災士の資格を取得したこと、そして、資格をとって終わりではなく防災士の組織化を考えていることなどをご報告しました。今年に入ってから、その線に沿って議会での質問などを続けてきましたが、その過程の中で、「地域防災力を向上させるには、防災士だけの集まりを作るよりも、防災に関心のある全ての人に集まってもらった方がいいのではないか」という考えに至りました。

 そこで、一緒に防災士の資格を取った議員たちと相談して、核となってくれそうな方々に呼びかけて準備会を立ち上げ、2か月ほどの準備期間を経て、初代会長に安松則生氏を迎え、7月25日に設立総会にこぎ着けました。

 設立時の会員数は約70名ですが、年齢・性別・地域・経歴・資格などバラエティに富んだ方々が参加してくださいました。防災士はもちろん、消防経験者や自主防関係者、建築士や建設業者、企業の防災担当者、看護師、災害ボランティアコーディネーター、自治体や警察のOB、福祉関係の仕事をされている方、FM放送の関係者、障害をお持ちの方、東日本大震災で被災された方、子育て中の主婦の方、というように私が当初予想していたよりも幅広い分野の方々が市内全域から参加してくれました。(市外からの参加者も数名います)。これまではそれぞれの方がそれぞれの立場で防災にかかわっていたことと思いますが、それが横につながることに大きな可能性を感じています。具体的な取り組みはまだまだこれからですが、これだけの人材が集まれば、数年のうちにはいいアイデアが育ってくるだろうと思いますし、まずできることから一つずつ実行していくことが大切だろうと思っています。

 また、災害対策そのものも大切ですが、それに加えて、防災を通じたまちづくり・ひとづくりができればいいなと考えています。そして、この取り組みが大井川流域全体にまで広がるような展開になれば、さらに厚みが加わるでしょう。

 全国的に見ても他にない事業ですので、会員全員の力で成功事例として誇れるようなものに成長させていきたいと考えています。関心のある方はどうぞご参加ください。


全国災害ボランティア議員連盟研修会を静岡で開催


 災害現場に出向き、ボランティアとして活躍する議員の全国組織として「全国災害ボランティア議員連盟」があります。中には、重機を持ち込んで復旧作業を行ったり、自らボランティアセンターを立ち上げたりといった猛者たちもいて、経験豊富な人たちがそろっています。私なんかはそういう人たちの足元にも及びませんが、県内で他に会員がいなかったこともあって、昨年から静岡県でただ一人の理事という立場になっています。

 そんな中、この連盟の役員会で「地震対策の先進県である静岡県で研修をやってほしい」ということになりました。これは私一人の力ではできないことだと思い、昨年県内の議会をすべて回って会員拡大を行い、また防災士の講座で面識を得た静岡県地震防災センターに協力をお願いして、準備を進めました。その結果、他の議員や県のお力添えのおかげで、7月29・30日に70名ほどの参加のもと、研修会を開催することができました。

 私がこの研修会で内容以上に重視したことは、県内外の議員が横のつながりを作っていくことです。特に、わが静岡県においては、いつ大地震が起きてもおかしくないと頭でわかっていながら、実際にはしばらく大きな災害が起きていないため、緊張感が欠けていることは否めませんが、こうした全国の議員との交流の中で情報を吸収したり、災害現場での助け合いを続けていけば、いざという時に大きな力になるよう強い絆が結ばれるのではないかと考えているのです。そして、この研修会を通じて、そういう関係づくりに努力してくれる議員が一人でも増えてくれることを願ったのです。これも、手を付けたばかりの取り組みですが、少しずつこの輪が広がっていくように努めていきます。

 相変わらず夏の水害が毎年のように起きていますが、この議員連盟の関係で、今年は岐阜県高山市と広島市の災害現場でボランティア活動を行ってきました。
2014.10.1発行

河原崎きよし後援会 会報 第3号


防災士の資格を取得しました。


 平成25年の秋にはふじのくに防災士の資格を、そして暮れにはNPO法人日本防災士機構が認定する防災士の資格を受けることができました。防災に関心がある者としては、かなり以前から静岡県が主催する「ふじのくに防災士講座」を受講したいと思っていましたが、昨年までは9月の平日の講座しかなかったために、議会の日程と重なり、受講はかないませんでした。それが、今年から初めて10月・11月の土日を使ったコースが設定されたために、ようやく念願かなったというわけです。

 ふじのくに防災士の資格は、県が用意した講座の8割以上受講したと認められれば、自動的に授与されます。極端なことを言えば、出席簿に必要最低限の印をつけてありさえすれば、誰でも受けられる資格ということになります。そうした資格の重さそのものはとにかくとして、講座の中身は非常に充実したものでした。

 まず第一に、講師陣が豪華です。受講期間中にも、伊豆大島の土石流災害などが発生し、テレビ等のメディアで大きく取り上げられましたが、その際に解説を務めるような方々が講師になっているのです。講義の内容は初歩的なものだと思いますが、私などはまだまだ知らないことが多く、地震ばかりでなく、風水害や医療・保険など災害に関する幅広い知識に一通り触れることができて、毎回話を聞くのが楽しみでした。

 また、講師陣には県外から見えている方も多かったのですが、県内の方でこういう専門知識を持った方がいるんだということが分かったことも収穫でした。そうした方の中で、講座終了後も引き続き接点を持つ方もできました。こうしたつながりが今度の活動に必ず生きてくるだろうと感じています。

 一方、日本防災士機構の防災士資格は、ふじのくに防災士の資格を取得したことを前提に、簡単な試験に合格すると与えられるものです。これは、ふじのくに防災士の講義内容が十分に高いレベルにあると日本防災士機構が認めているからです。この防災士の制度は、確立されたものではなく、社会的な認知度も高くはありませんから、まだまだ課題も多く、資格を得たからと言って、直ちにどうなるというものではありません。しかし、防災の問題に関心がある人が取り組みを始める出発点としては、非常に有効ではないかと感じました。

 今後は、一人でも多くの人に防災士講座に参加してもらうように、勧めていきたいと考えています。今回自分が受講するにあたっても、他の議員に声をかけたところ、森・山本・伊藤の新人3議員が一緒に参加してくれて、ともに資格を得ることができました。「地域防災力の強化」を謳っている市に対しても、受講料の補助をしてはどうかと提案しているところです。

 そして、防災士になった後のことにも取り組んでいく必要があると感じています。その一つは防災士の組織化です。今のところ、防災士の資格を得ても、それで終わりになってしまっている人が多いのが実情ですが、これでは「地域や事業所で活躍する防災リーダーを育てよう」という防災士制度の趣旨は活かされないことになります。また、一言で防災士といっても、各々が持つ知識や技能は様々ですから、情報交換や切磋琢磨する場も必要でしょう。平成25年11月現在で県に防災士登録している市内の人の数はわずか3人ということですが、眠れる防災士を引っ張り出して防災士会のようなものができればと考えています。

 もう一つは、継続学習の場を用意するということです。先にも触れましたが、防災士講座の内容は初歩的なもので、実践で役立つ技能を身に着けるには、さらに研鑽を積む必要があります。各人のレベルにあったスキルアップの場を考えていくべきだろうと思います。

 地域防災力の主力は自主防災組織ですが、そこに防災士が的確なサポートをすることができれば、地域防災力は一層高まるのではないかと思います。そうした体制ができるように、志を同じくする人たちと協力して、日々の活動に取り組んでいきたいと考えています。
2014.1.1発行